新撰組と現代女剣士





雪は死神から目を反らす事なくずっと無言で聞いている



死神は続けて話す



神「飛ばされてからの記憶というのは言葉のとうり、奴ら壬生浪士組と過ごした記憶、時空移動した記憶、今儂と話している記憶もじゃ。



狂った歴史とはお主が変えた歴史を消すという事じゃ。
つまり、元の正常な歴史に戻す。


故に奴等、壬生浪士組のお主との記憶も全て消える。」




雪「………そうか」



雪は慌てる事もなく、優しく微笑んで言った


神「……お主、何故笑っていられる?」



死神は驚いた様子で問う



雪「アイツ等に危害が及ばないならいい」




神「なっ………っ…お前はどうして平然としていられるんだ!!」



雪の返答に焦った様に驚き、ギリッと歯を食い縛った後叫んだ


取り乱しているのか、独特な言葉使いが変わっている


いきなり怒鳴られた雪は吃驚したのか、きょとんとと停止したが一息つくとそれに答える




< 278 / 308 >

この作品をシェア

pagetop