新撰組と現代女剣士





雪「私は自分が身勝手に歴史を変えてしまったせいでアイツ等に危険が及ぶと思ったんだ。
だが、ただ私の記憶が消えるだけでアイツ等に危害はないんだろ?
なら、それ以上に何を望む必要がある?


それにお前は何を必死に叫ぶんだ?

これはお前に困る事がある訳でもないだろ、寧ろ問題が消えて安堵する事じゃないのか?」



雪の言葉に死神は肩の力を抜き、眉を下げる



神「……詳しくは知らんがお主は前の世界で辛い事があったのであろう?
それはお主を飛ばした後、見ていて知った。
だが、幕末の世界でお主はその傷ごとお前を癒してくれる家族が見つかったのじゃろ?

せっかくそんな奴等が現れた矢先……こんな事に…っ……」



雪「…………」



死神は雪を見ていて感情移入したらしい


幸せに過ごす雪を見ていて自分も嬉しい気持ちになっていたのだろう





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