新撰組と現代女剣士





雪と時神が言い合いをしている間、ずっと黙っていた死神がふと顔を上げた



神「時神……お主は何をしに此処へ来た?」


死神は警戒した表情で問いた



時「おおっと、いけね忘れてた。実はちょいとお嬢さんに話しがあってな」



雪「うわ、キモッッ」



時神は思い出した様に手を叩いた

それを雪は毒舌でバッサリと斬る


雪は時神が発する“おおっと”とか“嬢ちゃん”と言う単語に苛つきと寒気を覚えたのだろう



時「………お前さっき死神と話していた時“アイツ等に危害が及ばないならいい”とか言ってたよな?」



時神は、雪の短く活攻撃的な毒舌に影響されたのか少し間が開いたが、冷静に言葉を発した


雪「…………あぁ」



何時もの雪ならここで

「何それ、盗聴してたのかよ。お前それマジ引くわ」


「違ぇよ!」


的な感じになるだろうが、時神の目が真剣だったからか、空気を呼んだ




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