新撰組と現代女剣士






土「なっ……お前っ…」


土方は呆然とし、上手く出ない言葉を雪に向ける



雪「お、少し老けたか?土かっ!!」



雪のセリフは喋り終わるに途切れた



土「――馬鹿野郎っ!!てめえ、何処ほっつき歩いてやがった!!」



雪は土方の腕の中にいた


雪「………」



土「遅ぇよ、門限何日過ぎてると思ってんだ」



土方は腕に力を込め、強く抱きしめる



雪「ちょっ、離せっ……」




土「離すかよ!…っ……もう離さねぇっ」



雪は慌てて土方の肩を押し返すが、逆に土方の腕はきつく締まる


土「……雪っ…!帰って来て良かった…っ」



これには流石の雪もたじたじで、どうする事も出来ず顔を赤らめる



雪「…ぇっと、土方?……あいつらガン見だけど…、いいの…か?」




土「………………は?」
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