新撰組と現代女剣士





雪が戸惑いながら話すと土方はピタリと止まる




パッと雪の視線の先を見ると沖田、近藤、斎藤、三馬鹿、山南、山崎、他隊士達が襖を全開にしてガン見していた




土「なっ……てめえ等っ」


土方は顔を真っ赤にして、俯いたと思ったら、鬼の面相で顔を上げ叫びながら野次馬達に殴りかかる






土「てめえ等、そこに直れぇぇぇぇええ!!」



野次馬達は顔色を変えて一目散に逃げて行く


土方改め鬼は刀を振り回し追いかけて行った




雪「何なんだ………」



雪はその様子を遠い目で見る



少しすると一周して戻って来た



雪「速っ」


そして皆土方の部屋に飛び込み、雪の周りに集まる




そして口をそろえて言う


『おかえり!!』



雪「ただいま」









< 307 / 308 >

この作品をシェア

pagetop