新撰組と現代女剣士
しばらく歩くと、屯所に着いた
沖「どうぞ入って下さい」
……何か背中に沖田さんの視線を感じる
たぶん私の背中の木刀を見てるな
雪「そんなに警戒しなくてもいいですよ。木刀振り回したりしませんから。」
今は学校の帰りだったから、部活で素振り用に使う木刀を持っている。
練習は学校の竹刀を使っているから木刀は使わない、流石に危険だからだ
沖「・・・視線気がつきましたかー鋭いですねー」
雪「普通分かりますよ。あんだけ見られたら」
沖「そうですか?あっ、ここで履物脱いであがって下さい。」
……それにしても…広い上に綺麗な屋敷だ。
……想像していたものとは少々異なっている
叫び声とかが響き渡ってるイメージだったが…
この時は静かに風にサラサラと揺れる草の音だけが、流れている
今は稽古してないのか……
庭の景観もシンプルに美しい…、夜は月が綺麗に見えそうだ
何てのんきに考えていると…
沖「着きましたよ。
ひっじかったさーん!!戻りましたーーーー!」