新撰組と現代女剣士


土「もう少し上手な嘘は付けねぇのか?」

土方が漸く沈黙を破った

雪「嘘じゃない、全て事実と言っただろう」

土「証拠を見せろ」


雪「命令するな……証拠か……これはどうだ?」


横に置いてあった鞄から携帯を取り出した


沖「これは何ですか?」


雪「これは携帯と言って遠くの人と連絡がとれる機械です」


近「箱が光ってる…………」


沖「未来はすごいですね~技術がこれほど発達するとは…」


土「……異国の物とも考えられる、他だ」


雪「ちっ……又命令か?命令するなと言ったはずだ」


土「黙れ、どうでもいいから他の証拠はないのか?」

…………別に信じてもらわなくていいが、ムカついた故ねじ伏せて殺ろう……ニヤリ



雪「そんな口聞いていいのかな?豊玉さん?」
ニヤリ


土「なっ!」


雪「梅の花一輪咲いても梅は梅」

土「何!?」

沖「ぶっ! あはははははは!もう駄目だぁ」

近「梅?」


土方は焦ってる、沖田さんは知ってたみたいで笑ってる、近藤さんは知らないみたいで疑問を浮かべている


雪「春の草五色までは覚えけり」


土「おい!!」

沖「あははっお腹いっ痛いあはははははは!」


近「???」


雪「しれば迷 土「止めろぉぉぉお!!」


雪「なんですか?いい所だったのに」

皆さんはお気づきだろうか?
これは土方が作った詩、土方は詩を読むと言う全く似合わない趣味を持っているのだ

しかも超下手くそである


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