2人のアタシ。



「なあ、アンナ〜そろそろ俺のことも真剣に考えてよ」

「ん〜そのうちね」


そんな会話をしながら、その日は自然な流れで解散になった。











帰宅してから化粧を落とし、自分の部屋に行き、私は机の上のノートを読む。

リコの日記。

これを読むのが私の日課。



リコの日記にはその日のことが事細かに書いてあり、私へのメッセージが書いてあったりもする。

新しい今日のページには"せめて学校がある日は飲まないでよね"なんて書いてあった。



リコは私のこと大嫌いなんだろうな。

ごめんね、あんたの分身がこんな自分勝手な奴で。

でも、厄介だと思ってるのはお互い様だから……。


そんなことを考えているうちに、私は深い眠りにおちていた…
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