destiny -運命の恋ー


 「え?は!?」


 感情がコントロールできなくて、すべてを言ってしまいそうだ。

 

 「ちょっとまって、女の子で遊ぶってどういうこと???」

 「先輩は二股じゃないですか!!」


 街中じゃ、いつもでは出せない大声が出てしまった。






 「僕は二股じゃなければ、付き合ってもいないよ?」

 「え・・・・?」


 いっきにこみ上げてくるたくさんの疑問。

 本当なの?

 もし本当ならどうして昴はうそをついたの?

 昴が本当なの?

 それだとしたら先輩はうそつき?

 どっちが本当なの?

 


 「誰から聞いたの・・?」

 「えっと・・・うわさです・・・・。ごめんなさい。いいがかりつけちゃって。」

 とっさにでた言い訳はヘタクソだった。

 昴 っていえなかった。
 いっちゃいけない気がした。




 怒り

 悲しみ

 疑問

 不安

 申し訳なさ


 たくさんの感情が頭の中で入り混じっていて
 なぜだか恐怖も生まれてきた。


 昴? 
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