destiny -運命の恋ー


 昼休み――――――――


 先輩とは屋上で待ち合わせした


 
 
 本当にこれでいいのか


 そんな気持ちに襲われる

 
 でもこんな事ではいけない・・・。

 私は先輩と付き合うんだ

 あの人気者の先輩と


 だから








 「先輩・・・・。」


 「あ、優希菜ちゃん。」

 
 「えっと・・・あの。」

 
 「返事・・だよね?」

 「あ・・はい。」


 今さら何を躊躇してるの?



 「で・・・?」



 もう答えは決まってる・・。


 「えっと・・・こんな私でよければ、よろしくお願いします。」




 これでいいんだ。





 













 「マジで?よかったぁ。」


 そう・・。よかった・・・。

 これで。よかった・・・・




 「いえ^^」

 「うん、じゃぁ・・・・優希菜?またね。」


 「はい、また。」




 といって先輩に微笑み

 先輩の背中を見つめる


 その背中がいきなり見えなくなり


 「敬語、なしね。付き合ってるんだから。」


 



 「・・・うん。」


 








 付き合ったんだ。


 そう実感した。
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