destiny -運命の恋ー


 


 嘘でしょ・・?

 えっ・・・




 何も考えられなくなってた



 そんな時に



 「優希菜・・・?優希菜?」


 「あ・・徹・・・ねぇ、見て昴がいる!横の人は彼女かな・・・?」


 「ねぇ・・優希菜?」

 
 「昴なんで教えてくれなかったんだろうね、徹は知ってた?」


 「優希菜・・。」

 
 「かわいい彼女だね。徹もあんな人がよかった?」


 「優希菜!!!!」

 
 「・・え?」


 「泣いてんじゃねぇよ!」


 「・・・?」


 そのとき初めて自分が泣いている事に気づいた


 「なんで・・・だろ?」


 「・・・。」


 

 「・・・。」






 映画の予告が始まっていた


 男の人が女の人に別れを告げるシーンの予告で


 それはあまりにも映画とは思えなくて








 涙はとまるどころか どんどん溢れていった





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