destiny -運命の恋ー
「昴先輩・・・!!!」
そう言いながら近づいてくる岬ちゃん
昴がどんな顔をしているのかは私の角度からは分からない
岬ちゃんは真剣な瞳で
まるで私なんか居ないみたいに
昴に近づいてく
「先輩、好きです・・・!!!!」
チャリン
さっきとおんなじ音
その音は昴が私の鍵を落とした音
私は反射的にそれを拾おうとした
そのとき視界に入ったもの
ギュッ・・・
岬ちゃんが昴に抱きついていた