この声がなくなるまで
「えっと、扉あいててそれで・・・」

「興味本位に見たってこと?」

「はい。そうです・・・」

言われちゃったよ。

どーすればいいんだろ?

なんかされんのかな。

だ、誰か助けてww

「見たんだったらさぁ・・・覚悟したってことだよね?」

かくご??

覚悟ですかぁ。

覚悟ねぇ。

って――覚悟ぉ!?

なんの覚悟なんだよ?

「それって・・・なんの・・・」

「それはもちろん・・・」

りゅうが得意げな笑顔でだんだん迫ってくる。

やっぱ覚悟ってそういうほうの覚悟なんだ。

逃げないとヤバい!

でももうわずか3センチもないところにりゅうの顔は近づいてた。


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