この声がなくなるまで
ガチャ・・・――

さっきの音とは違って静かにでも確かに鍵が開く音がした。

「りな・・・どうして・・?」

「どうしてって嫌いだから。」

嘘。

りなは嘘をつくとき下を向いて口に手を当てる。

そんなこと知ってるよ。

りなはきっと先輩たちに何かされたんだね。

「そういうことだからもう部活来なくていいから。」

先輩たちがそういって立ち去って行った。

りなもそのまま立ち去った。

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