だからこそ、キミは。



あの日も、泣いていたよね。
あの日も、つらかったよね。



あの日は確か、そんな時に爽くんが来てくれたんだっけ。




『…このまま授業、 サボろうかな。』




あの日みたいに、濡れて。

体の限界が来るまで、ここにしゃがみ込んで。




―…今度は、誰が私を助けてくれるのでしょうか。






































< 108 / 437 >

この作品をシェア

pagetop