だからこそ、キミは。
かすかな煌めき
―…それは、中学一年生の時。
「美優、いい加減にしてよ。」
いつも一緒にいた女の子たちに呼び出されて、そう告げられた。
『え……っ』
一瞬、なにを言われてるのかが理解できなくて。
ただ、その女の子たちの顔をポカンと見つめることしかできなかった私。
そんな私を見て、一番仲良かった子が苛々するように口を開く。
「あんたの自己中ぶりには、もうウンザリ。
付き合ってらんない。」
それは、まるで矢が突き刺さるような言葉だった。