だからこそ、キミは。
でも、どこかわかってた。
先生は、先生だから。
そんな先生だから、私は話すと決めたんだ。
『…言うと思った。』
ちょっぴり、苦笑混じりで笑って見せる。
辛口でも、別に良いと思った。
最初からこうなることはどこかわかってたし、本心とは違う同情の言葉はやっぱりいらない。
『先生は、先生だね。』
だから、このままでいてよ。
そんな先生だから、私は壁を作らずに済んだんだよ。
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