だからこそ、キミは。
『…ごちそうさまでした!』
教室に、戻らなくてはいけない。
…梨花がいる、教室に。
私はお弁当箱をお弁当包みに包み、教室にいく準備を進める。
私は、頑張んなくてはいけないんだ。
『……じゃあ。』
小さくお辞儀をしながら、固い椅子から立ち上がって。
重い足取りが向かうは、廊下へと繋ぐドアの方。
―…ドアのぶに手をかけ、外へと行こうとした時だった。
「居場所がなくなったら、またここに来い。」