だからこそ、キミは。
そんな私の言葉を聞いて、彼女は目尻を下げて、優しく微笑んだ。
「ありがとう、美優ちゃん。」
―…彼女との再会は、思ったよりも早いものだった。
学年が1つ上がり、新しいクラスや環境にも慣れてきたころ。
唐突に私の家に届いた、一枚の手紙。
理恵さんと、…先生の。結婚式への、招待状。
それがあるから、私は今、ここに立っている。
「…彼も、もうそろそろ来るかしら。」
『……っ』
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