だからこそ、キミは。
非科学的エネルギー
『…どういう意味ですか?』
自分の眉ががひくひくと動き、手に力が入るのを感じる。
胸が苦しいような、頭が震えるような、怒りが入り混じった感情が、頭のなかを渦巻いていたの。
「そのままの意味だけど?」
『……っ』
…嫌いだ。キライ。
先生の全てを見抜いてしまいそうな目が、大嫌いだ。
「…俺さ。どうしても無理なんだよね。」
―…どうしてなんだろう。
「自分を偽って誰にでも良い顔をしてるような奴、…一番、嫌い。」
心が、殺されていく気がする。