だからこそ、キミは。



人って、なんて不器用な生き物なんだろう。



自分の意見を主張して、時には誰かを傷つけ、傷つけられる。


かと言って自分の気持ちを我慢すれば、息苦しさを感じる。



自分をさらけ出しつつも、相手も自分も傷つかないようにできてたら、楽なのに。


誰か1人でも、そういう人がいてくれたらいいのに。




誰でもいいから、私をうけとめてよ。





『…私は、嫌。』




こんな自分、大っ嫌いだ。

先生が嫌いじゃなくても、私は大嫌い。



自分のなかでの“私”さえも、今にも消えてしまいそうなんだもん。



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