短編面白昔ばなし集
「おばあさん、赤ずきんよ?お見舞いに来たわ」

家に着き中に入り言う赤ずきん

「おお、来てくれたかい?側に来て顔を見せておくれ」

赤ずきんに言うおばあさん

「おばあさん声が低いわ?どうして?」

近づき言う赤ずきん

「それは風邪を引いてるからだよ」

赤ずきんに言うおばあさん

「どうして耳が大きいの?」

赤ずきんが聞く

「それは赤ずきんの声がよく聞こえる為だよ」

 おばあさんは言う

「どうして目が大きいの?」

赤ずきんが聞く

「それは赤ずきんをよく見る為だよ」

おばあさんが言う

「どうして口がこんなに大きいの?」

赤ずきんが聞く

「それはお前を食べる為だよ」

 そう言うと赤ずきんに襲いかかる狼

「しゃら!」

そう言うと襲いかかる狼の腹にパンチを入れる赤ずきん

「ぐぼあ」

まともにパンチを食らい悲鳴をあげる狼

「私を食うだ?格闘技世界チャンピオンの私を?アタタタタタタ!」

そう言うと狼の腹に凄いラッシュでパンチを打ち込む

「ぐびら」

狼が悲鳴をあげる

「うら!」

ラッシュの終わりにアッパーを入れ天井につくほど狼を打ち上げる

「ひぎ」

攻撃を食らい天井に当たり悲鳴をあげる狼

「これで終わりよ!」

そう言うと隠し持ってたマシンガンを取りだし空中の狼目掛けて連射する赤ずきん

「ぴギャー」

狼はまともに食らい床に落ち死ぬ

「ふん!」

そう言うと狼の上に座りパンをもさぼりながらワインをがぶ飲みする赤ずきん

 勿論食べられたおばあさんは死んだのだった、死因は赤ずきんに
 腹をラッシュされた時そのショックで死んだのだ


後におばあさんの家に入る狼を見て殺しに行った狩人がその
 光景を見て言葉を失ったと新聞の三面で載っていた、おしまい

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