短編面白昔ばなし集
そもそも台本と桃太郎がつぶやいているがそれは裏の設定なので
この表の話では意味不明な事で処理されるのだ

「ふざけるな!解説者の作者!!」

 桃太郎が意味不明な事でキレる

 それから18年の月日が流れ桃太郎はもう
 生気が無く98歳になってもしぶとく
 年金暮らしと犯罪で暮らしてる貧乏な
 ジジイとババアの少ない金をむしり取り
 たくましい筋肉ムキムキの見せかけの
 筋肉を蓄えた成年へと育った

「最近テレビで鬼ヶ島の鬼が都会の
 東京に出没して悪さをしてると
 言ってるんだよ!」

 おばあさんが近所に住む浮気相手のおじいさんに話す

「お前の所の桃太郎に鬼ヶ島に鬼退治に行かせたらどうじゃ?
 凄くマッチョじゃないかい?」

 浮気相手のおじいさんが言う

「それは名案だね?」

 するとおばあさんは早速桃太郎に言いに行く

「やだね?何で俺がそんなこと?あそこは遠いし一人じゃだるい」

 そう言うと桃太郎は断る

「アンタが鬼退治したらたちまちテレビに取り上げられて
 一躍有名人になり女の子とムフフな事がやりたい放題だよ?
 この家好きなだけ使っていいから」

 おばあさんが言葉巧みに桃太郎に言う

「ま、まぁ何だ?悪事を働いてる鬼は許せないからな?
 鬼に苦しめられてる人を見たくないだけで決して
 いやらしい考えはないからな!!」

 そう言うと桃太郎は意気揚々と支度をする

「桃太郎や?これを持っていき?キビ団子じゃ!」

 おばあさんが見るからにまずそうなキビ団子を桃太郎に渡す

「ありがとう!お腹が減ったら食べるよ!!」

 うわまずそうと心の中で思いながらキビ団子が5つ入った
 透明な袋を受け取り出かける

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