短編面白昔ばなし集
「誰だ!?」

 見張りの鬼に気づかれる桃太郎一行

「鬼を退治しに来た桃太郎だ!」

 そう言うと持っていた刀で鬼を倒す

「ぐあ!」

 見張りの鬼が倒れる

「おい!!ここのボスよ!!出てこい!!」

 桃太郎が意気込んで言う

「誰だ!?」

 ボスが部下と共々出てくる

「俺はお前を退治しに来た桃太郎だ!!覚悟しろ!タイマンで勝負だ!!」

 鬼に意気込んで言う桃太郎

「へっ!おいお前ら!!あいつらをたたっ斬れ!!」

 ボスが桃太郎の言葉を無視して部下に命令する

「お~~~~!!!!」

 一斉に襲い掛かる部下たち

「くそ!!ここはおいしいキビ団子を食べて体力を!!
 うげ!!まずい!!空腹は最高のスパイスだったのか!!
 あいつらに騙された!!」

 桃太郎がキビ団子を食べぼやく

「おい犬にキジよ、よく考えたら何でキビ団子一つで何で俺達は
 命賭けて戦わなくちゃいけないんだ?バカバカしい!
 帰ろうぜ?」

 猿の一言に納得したのか桃太郎を裏切り帰る仲間達

「なっ!!お前達!!ぐあ!!」

 桃太郎が去っていく仲間達に気を取られてる間に
 鬼の猛攻に敗れる

 その後

「おい桃太郎!!ちょっと鬼ヶビールを買ってこい!!勿論お前持ちだ金は?」

 鬼のボスが桃太郎に命令する

「はいサム様!少々お待ちを!」

 そう言うと桃太郎は買いに行く

 桃太郎は鬼に敗れその生涯を鬼のボスに奴隷として
 毎日パシられるだけのしがない一生で終えたのだ
 


 おしまい
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