君に裁きの鉄槌を










だけど。
やっぱりそうなるよね。



僕は今の状況をほくそえんでいた。




僕が突然入ってきたから。
突然入って女子にちやほやされだすから。





気に入らないよね。
そりゃあ。




?「あんま調子乗ってんじゃねーぞ?」

?「てめえが神宮寺に挑戦すんなんてはえーんだよ」

?「んな女々しい顔しやがって」






僕がサッカー部のマネージャーの時は女子に。
男になったら女子がらみで絡まれるだと?



ふざけんなよ。
こっちはそんなの望んでねーんだよ。





神「ククク。
  お顔は傷つけてはだめですよ?

  顔だけがとりえのような男なんですからね?」





神宮寺。
顔だけ見ると確かにもて顔だ。
そして王子様と呼ばれても間違いのない顔。


顔だけがとりえだと?
笑わせんな




神「おや?顔を伏せてしまいましたか…
  本当に顔がとりえなんですねえ…

  成績等では私に勝てると思ってないようで…?
  なら話は早い。君は三日天下のようだな。



  覚えとけ。




  顔だけじゃやっていけねーんだよ」







今の言葉で僕の中で何かが切れた。







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