君に裁きの鉄槌を
秋「…お前、誰だ」
全員がその言葉にはっとした。確かに、由姫菜の顔だけど、由姫菜ではない。
じゃあ…?
由『…クスッ、アナタするどーい?
私は由姫菜が生み出した復讐心の塊の…人格?
"ユキナ"よ』
結「…人格?」
ユ『…貴方たち忘れたの?
由姫菜は多重人格者。
知らないうちに岬以外の人格だって見つかるわ』
ユキナはにこっと笑うと、彼らに背を向けた。
ユ『…そろそろ、行きましょう由姫菜。』
実「待てよ!!!!
そんじゃお前が勝手に由姫菜殺すんじゃねえか!!!
由姫菜はそれを望んでんのかよ!?」
ユ『…当たり前じゃない…
本体が消えれば私たちも消えるのよ?
本体が願わない限り私たちは動かない主義なの』
麗「由姫菜ぁ!!!!!」
今まで黙っていた麗華が泣き出す。
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