君に裁きの鉄槌を














秋「…お前、誰だ」










全員がその言葉にはっとした。確かに、由姫菜の顔だけど、由姫菜ではない。








じゃあ…?









由『…クスッ、アナタするどーい?



  私は由姫菜が生み出した復讐心の塊の…人格?





  "ユキナ"よ』

結「…人格?」

ユ『…貴方たち忘れたの?



  由姫菜は多重人格者。

  知らないうちに岬以外の人格だって見つかるわ』












ユキナはにこっと笑うと、彼らに背を向けた。










ユ『…そろそろ、行きましょう由姫菜。』

実「待てよ!!!!

  そんじゃお前が勝手に由姫菜殺すんじゃねえか!!!


  由姫菜はそれを望んでんのかよ!?」

ユ『…当たり前じゃない…


  本体が消えれば私たちも消えるのよ?


  本体が願わない限り私たちは動かない主義なの』

麗「由姫菜ぁ!!!!!」








今まで黙っていた麗華が泣き出す。











.
< 158 / 163 >

この作品をシェア

pagetop