君に裁きの鉄槌を
岬は秋本に浮かんだ疑惑が本当だと勘付いた。
コイツ、僕が女だと気付いてる。
もし負けたら、復讐ができなくなる。
だって、今の僕は男だから…
女…いや、もし由姫菜とばれたら?
まあ、
負けるだなんて思ってないけどね
さっき名前聞いたから、名前を確認しとこう
準1→川崎
準2→柚木崎
準3→野口
準4→竹田
準5→山来
準6→中山
これしか名前聞かなかったなあー。
あとは…ゼッケンの番号で見分けっか…。
『柚木崎』
柚「…何?」
『ワクワクしない?』
柚「……は?」
『勝てば…総入れ換え…フフフッ、歴史が動くよ?』
柚「…クスクス、アンタ、変わってるね?」
『そうかな?…ッフフ!!
一度絶望を味わった人間は、誰よりも強いから』
柚「…ふーん?」
『フフフッ、君達も強いはずだよ…ね?』
柚「……そうだね…クスクス」
岬と柚木崎は拳と拳を合わせて笑う。
『「反逆の時だ」』
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