君に裁きの鉄槌を
穗「俺は、屁理屈だからさ。
俺が介入することで、事をややこしくしたくなかった。
なのに…自分のスタイルを貫くあまりに、人を傷つけた。
俺が一番守りたい相手でさえ…この手で消してしまったんだ」
『クスクス…そうですか。
言っておきますけど僕は、貴方を慰めるつもりなんて到底ありませんからね?
残念ながら僕はそんなに優しくありません。
フフフ、でもかわいそうだから…1つ言葉を送ります。
悔やんでください、一生』
僕が笑顔で言うと、穂波は目を見開き下を向いた。僕は時計を見て、部室に入った。
川「…あ、岬!!
よっす!!」
『あ、川崎…よっす』
野「ちょ、俺もいるって!!」
『わりぃ、川崎に被って見えなかった』
野「よし、岬勝負しようZE☆」
笑顔の野口を軽く交わし、俺は部室を出ようとする。
『…っと…川崎ー、新しいマネ雇ったからさぁ、皆集めといて!!
顔合わせすっから』
岬は後ろ手に手を振り、部室をでた。
時計を見ると、4時を少し過ぎていた。
これも計画のうち。麗華に僕が見えたらすることをメールしておいたから、事前打ち合わせも完了している。これで完成するから不思議なんだよな。
楽しみだな…フフッ
麗「岬!!!!!!!」
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