君に裁きの鉄槌を






運「いってらっしゃいませ、岬様」

『ああ。ありがとう』





車から出ると、たくさんの生徒がいた。




その生徒たちは、僕のことを珍しいといったようにみている。










"覚えてる?"
君たちが追い出した七瀬由姫菜を。










遠くから聞こえる、僕の容姿で騒ぎ出す女子。













"覚えてる?"
君たちが醜いと蔑んだ七瀬由姫菜を。











そして、僕は学校に入った。


















―――――――会議室




今、僕はこれからの担任は二人きりだ。

担任は女。
少し頬を染めて、僕をちらちらと見ている。




君を覚えているよ、僕は。



僕が裏切られたのを知っても助けてくれなかった最低な教師…だよね?


吉宮 紗江子(ヨシミヤ サエコ)。
君にも復讐を遂げてやろう、










吉「あなたのクラスは2年C組よ。
 私のクラス。よろしくね。」

『フフ、こんな綺麗な人が僕のクラスの担任だなんてうれしいな』

吉「!…な、あはは、椎名君はお上手ね。」

『僕はハーフなのでこうゆうことがすぐに口から出るんです…
 お気を悪くしたのなら申し訳ございません』











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