君に裁きの鉄槌を
09_3人組の男
底の無い闇とは、
こんなものなのだろうか
〔いや…やだッ!!!!!!やだやだ離してぇえ!!!!!!!〕
〔おい!!誰かこの女押さえろ!!〕
〔いた…痛い…ッ!!!!!いやぁあ!!
うむむ…!!んーっ!!!〕
〔まあまあ落ち着けって、これからだろ?〕
『いや…ッ!!』
麗「…きな、…ゆ…な……由姫菜、由姫菜ッ!!」
勢いよく目を覚ます。近くにいたのは心配そうに見つめる麗華。
私の頬は涙で濡れていた。
麗「由姫菜…平気?」
『…ん…』
麗「…おいで」
両手を広げる麗華の胸へ飛び込んだ。
あの日のことを忘れるように、強く強くしがみついた。
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麗「…落ち着いた?」
『うん、ありがとう…。
休日なのに、迷惑かけてごめんね』
麗「そんなのいいのよ
…思い出させてしまうようで悪いけど、まだ、捕まってないの?」
『……うん』
麗華の手を握る手が強くなっていく。
もう、忘れていたから。
あの日のことなんて
…3人の男に乱暴されたことなんて
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