君に裁きの鉄槌を







自分の席で寝ているフリをしている岬は、隙間から花恋達の様子を見つめる。









そう、それでいい。

もっと君は苦しめばいい。











澤「な…によ…!!
  今までは…従順な…ッ犬だったクセに…ッ!」

優「犬…??
  ふざけないで、私達にだって意思はあるわ」








優子は踵を返し、元いたグループに戻る。
そして、晴れやかな笑顔で会話を始めた。










花恋は下を向き、悔しそうに震えている。









岬は、笑いをこらえるのに必死だった。










氷「…いい様だな」











玲衣は遠巻きに花恋を見つめて呟く。





チラチラと、岬を見ながら。







あの後、すぐに紗江子が来て、花恋のコトを驚いたように見つめていた。でも、すぐに無視して進める。




貴女は、最低な教師。




見て見ぬふり…それがどれ程辛いか…





貴女にはわからないんだろうね。
























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