君に裁きの鉄槌を
14_棚秦麗華
あの日から何日か経ち、意外と平穏な日々が続いていた。
なにかを起こそうと思うたびに頭痛がして、僕は行動を起こせなかったのだ。
それに、頭痛が起こるたびにあの日のことを思い出して苛立ちが増す。この数日間、僕の機嫌は最高に悪かった。
だが、今では頭痛はしっかりと治り普通になった。
だから、前から考えていた新たな作戦を今日実行する。
−−−−−−−−−−−−…部室
柚「すげえ、雨だな」
川「本当だー、めちゃふってんな」
『今日は筋トレか?』
柚「そうなるな〜…」
部室の窓からコートを見ると、予想以上の雨に皆で落胆の声を出す。
…ピリリリリリ
川「??、誰か携帯なってんぞ」
『あ、わるい、僕だ』
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