ハイテンションガール
「えぇええぇえ!」
ほんとにびっくりした。
神様、あなたはそんなに
アタシをあの世へ
送りたいのですか?
「…うるせぇ」
はっ…!
魔王様が目覚めてしまった!
向こうもこっち見て
少し目を見開いている。
ど、どうする茜!
ここは逃げるか…?
いやいや、1年間同じクラスなのに
逃げ切れる訳がない。
それなら、
「今朝はぶつかってごめんね?あれは、その、アタシ登校するときテンション上がっちゃうんだよね。アタシ、佐々木茜っていうの!同じクラスなんて奇遇だよね~。アタシは正直今にも逃げ出したい気分なんだけど。まぁそれは置いといて、あなたのお名前は?」
アタシの記念すべき
新クラス友達第1号に
認定してあげることにした。