ハイテンションガール



「面倒くさいって何さぁ!せっかくアタシの新クラス友達第1号にしてあげようと思ったのに。」


「必要ねぇよ。」


「しっ…失礼だなぁ。ねぇ~どうせ分かっちゃうんだし教えてよ。」


すると彼ははぁっ…と
呆れ顔で大きなため息をついて


「ったくしつけーなぁ。仁。安藤仁。これでいいか?」


教えてくれた…。
若干無理矢理だったけど
答えてくれたことが
少し嬉しかった。


ほんの少し、心が通った気がして。



< 21 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop