ハイテンションガール
「仁、これから卒業まで超ENJYOYしよっ!それと、アタシの名前、さっきも言ったけど、茜だから。忘れたら承知しないんだからっ!改めて、よろしく~♪」
アタシがそう言うと
「フッ・・・変な奴。よろしくな、茜」
わ・・・笑った!!
っていうか茜って呼んでくれたし!!
黒い瞳には相変わらず闇が見えるけど、その笑顔には不覚にもドキッとしてしまった。
そんなことを思っている間に、クラスメートが続々と入ってきたので、アタシは仕方なく特等席を仁に譲って、隣に座った。
あたしに新クラス友達1号が出来た瞬間だった。