ハイテンションガール
仁side
登校中、女とぶつかった。
ったく…誰だよ、
こんな朝っぱらから。
まじでうぜぇ。
そう思っていると
ふと彼女と目が合った。
黒のセミロングのストレート。ぱっちり二重、うるおった唇、透き通った白い肌。
少し、見とれてしまったのかもしれない。
だけど、俺はもう恋愛はしないって決めた。興味さえ湧かなくなっていた。
だから、もう関係ねぇと思い、彼女と別れて学校へ向かった。