君とのキョリ
三年前――

席が隣だったせいか

私になついた奈勇が

うざったくて仕方なかった。


"今、なにしてる?"

毎晩来るメールにも

飽き飽きして返信しなかった


「昨日、メール気づかなかった?」


『ごめん。携帯放置してたから』

平気で嘘もついてた。


そんな私の態度にめげず

笑顔で話しかけてくる奈勇。



なぜか胸がキュンキュンし始めてた…
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