ずっと、居て欲しい。



「どんな先生?」


私のクラスには来ない先生。


「ほら、いつも信号のとこにいる人。黒ぶち眼鏡のほうの。」

校門を出て真っ直ぐ坂道を下りると
押しボタン式の横断歩道がある。


毎朝登校時間に
新任の先生が2人立っている。


「あぁ、あれかぁ。」



内心、
"格好いいほうの先生だ"
と思ってた。



ただ、それだけだった。


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