辻斬り
さっきまで掴まれていた首をゆっくりさすり、いったい何が起きていたのか首をかしげる。

「――おぬ……おぬ……死んでしまええっ!」

声を聞く間もなく口に銃口をねじ込まれ、理人は事態にさ迷うように目を躍らせるしかなかった。躊躇するまもなく理人は死に至らしめられた。
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