辻斬り
大熊を見送った戎徒は早く歩く。
昔過失で死んでしまったあの小さな女の子を思いながら、懺悔の道を一歩一歩歩みだす。
新たな気配を感じた。
きっと今度こそ、赤田だ。
戎徒はすっかり変わり果てた赤田を見つけると、えも言わさずに襲い掛かる。


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