辻斬り
昔、この村には辻落としという慣習があった。村で作物が取れなくなると、口減らしのために弱きものたちを、いわば、いても足手まといにしかならない人々を山にくくりつけて置いていくという。

置いていかれた人々は皆、辻斬鬼(つじきりおぬ)になり、みんなあの世に連れていかれてしまった。
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