辻斬り
村に近づくにつれ、だんだんと陽が陰る。
もうすぐ到着だと思い、みんな降りる支度を始めた。
鴻上は村の入り口となる古い看板に目をやると、そこに寄って車を止めた。
朽ち気味の看板には、しっかりとした文体で「如何ヶ辻(どうがつじ)」と書かれていた。
「あーもーやっと着いたの~?」
めぐみはもうへとへとといった様だった。
紀伊は降りると、すぐに村の奥へと目指して歩いていく。
この先に行って不穏なものが無いか確認するためだ。
そういうところだけは妙に保護者然としていた。
もうすぐ到着だと思い、みんな降りる支度を始めた。
鴻上は村の入り口となる古い看板に目をやると、そこに寄って車を止めた。
朽ち気味の看板には、しっかりとした文体で「如何ヶ辻(どうがつじ)」と書かれていた。
「あーもーやっと着いたの~?」
めぐみはもうへとへとといった様だった。
紀伊は降りると、すぐに村の奥へと目指して歩いていく。
この先に行って不穏なものが無いか確認するためだ。
そういうところだけは妙に保護者然としていた。