辻斬り
「——分かってるじゃないか」
「そうするしかない。でも、死体の数が足りない。俺たちが逃げ出すのにあと二人分。燃えて黒焦げになれば分からないけれど、俺たちは顔が割れてる。こんな服着たところで、こんな山の中じゃカモフラージュにもならない……」
「心配するなよ。考えるだけあほらしい。それにここがどこだか知ってるか?」
「知らない。何か知ってるのか?」
「そうするしかない。でも、死体の数が足りない。俺たちが逃げ出すのにあと二人分。燃えて黒焦げになれば分からないけれど、俺たちは顔が割れてる。こんな服着たところで、こんな山の中じゃカモフラージュにもならない……」
「心配するなよ。考えるだけあほらしい。それにここがどこだか知ってるか?」
「知らない。何か知ってるのか?」