可愛くなりたい



最初は僕が
あまりにも痛そうにするから


一瞬、男子みんな固まった。


でも
すぐに僕が笑ったから
大丈夫なんだと思ってくれて
またゲームを再開することが
できたんだ。






――――――――♪




長いようで短かった体育も終わり、みんなは
教室に帰ってゆく。



そんな中、
僕は冷水器の水で右手首を
冷やしていた。



「いったいなぁ…」



あの時は
笑って誤魔化したけど
やっぱり
赤く腫れてきた。




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