可愛くなりたい
「梨羽?あの時は
ふざけて言ったけど梨羽は
女だよ?」
「え……」
洸から、そんな事を言われて
僕は不覚にも
キュンてなった……。
なんだよ、急に!!!
恥ずかしいじゃん///
「サッカーして転んだ拍子に
地面に手首ついたら
悪化すんだろ!
……自覚しろ、チビ梨羽」
そう言って僕の手首を
離した。
そして僕を放って
歩き出す。
かと思えば
洸は後ろを振り向いて言った。
「あと梨羽ん家に行くっての嘘だから。あれ口実ーっ★」
そう言って
洸は無邪気に笑った。