可愛くなりたい
それでも洸を
放って行けなかった理由…
それは
こんな幼なじみだけど
僕は好きなんだ…………
洸のこと。
告白なんてしたことない。
むしろ、
考えたこともない。
だって僕らは
昔から何も変わんないから。
「おい、洸~。洸と梨羽って
付き合ってんの!?」
休み時間、男子は
洸にそう言って茶化す。
実際、洸より
気が気じゃないのは
僕の方で……
「馬鹿言うなよ!
僕が洸となんて……っ」