可愛くなりたい



僕が目を丸くして
洸を見ていると

僕の腕を引っ張って
連れていかれた。



なんで?

なんで僕は洸に
連れていかれてるんだ?



晴希は
ただ「了解☆」って言って
僕たちを見送った。



そして帰り道。



「洸ッッ!」



僕は掴まれた手を
振りほどこうと振り回すが
頑張っても
洸は離してくれない。



「洸!離せよ(怒)」



「なんで?」




はいー?
やっと話したと思えば
「なんで?」ですか……?




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