可愛くなりたい
「どうしたら……僕を
女の子として見てくれる?」
僕は洸を見上げて尋ねた。
「……っ」
その時、なぜか洸の顔が
ほんわかと赤く染まった…。
そして
しばらくして
洸は僕に言った。
「梨羽は女だ」
「……え?」
急に話し出したから
僕は驚いて言う。
「女だって認めるから
もう他の奴に
あんな事するなよ」
「あ、あんな事…?」
「女の子っぽくなるなって事」
洸はそう言って
僕にデコピンした。