可愛くなりたい
◇中間テスト
あれから、僕と洸は
また普通に
幼なじみへと戻った。
なんだか複雑な気持ちだけど
また話せるようになって
僕は嬉しい……。
登校していると
後ろから
聞き覚えのある声がした。
「梨羽ー」
この愛しい声は
僕の知っている限り
1人しかいない…………
「おはよー、洸」
僕は
いつものように
洸に話しかけた。
すると洸も
「おはよう」と返してくれた。
そして
当たり前のように
2人で学校へ向かうのだった。