可愛くなりたい
そう言って
洸とは違う方向を向いた。
それが気に食わなかったらしく
洸は僕の両方の頬っぺたを
つねてきた。
「~~いたいっ」
涙目になりながらも
洸を睨み付けた。
「俺だって
梨羽みたいな幼なじみ、
嫌だからっ」
くそー!
すぐに言い返される。
こんな洸だけど
僕以外の女の子には
結構 優しかったりする。
「洸くん!
ここの問題おしえて♪」
「あぁ、いいよ♪
どれぇー?」
そう言って笑顔で
女の子に教えてあげる。